カテゴリー別アーカイブ: 100均

WiFi-HDDを作ってみる~1

USB HDD 活かしてWi-FiCENTURYの「USB HDD 活かしてWi-Fi」(CWFN-U2)を買ってみた。
パッケージには「外付けUSB HDDをワイヤレス化!」とあるが、有線接続のUSBを単に無線化する1:1の接続ではなく、他のデバイスも同時接続できるいわばNASもどきの機能だ。
手持ちの7インチタブレットはホストモード非対応で、SDカードに書き込んでタブレット本体に挿入するしかパソコンデータを読み取る方法しかない。大容量ファイルだと時間がかかって面倒なので、少しは楽になるかと期待しつつ設定をする。ワイヤレスネットワークの設定、専用ファイルマネージャー(イカ墨のアイコン)のインストールと、ちょくちょく戸惑ったところもあったが、無事に動いております。
転送速度は、動画再生には支障にならない程度(笑)。PCからファイルをコピーしようとしたら、500KB/秒だった。ファイル転送は有線に切り替えるが吉。

なるほどパック フレークさて、専用ケースを作ってみる。外付けHDDにケーブルつなぎ替えだけでも使えるのだが、ちょうどいい入れ物を見つけたので(笑)。
100均で売ってた「なるほど便利食品容器 必要なだけサッと出せる!」シリーズの「なるほどパック フレーク」と言う名のコーンフレーク保存容器。どこがどう便利かというと、上部に内径58mmの丸い穴が開いていて、60mmファンがいい感じに付けられる。いや、メーカーさんはこんな使い方想定してないでしょうけども(笑)。
容量は3.5インチHDDが2台入る大きさ。さらに「USB HDD 活かしてWi-Fi」本体と、USBハブ、そしてSATA→USB変換コネクタを2台入れるといっぱいになる。
内部に納める機器の接続は、PCあるいはタブレット側から見て、CWFN-U2 ~ USBハブ ~ 変換コネクター2個 ~ HDD2台の順になる。

USB-SATA変換コネクタ FZX6005USB-SATA変換コネクタ FZX6005 中身・基盤側USB-SATA変換コネクタ FZX6005 中身・コネクタ側
USB-SATA変換コネクタ FZX6005 改造後USB変換コネクタは安売りのを手に入れた。両側面に3.5インチ/2.5インチのIDEコネクターとケーブルの反対側にSATAコネクターがついた、よく見る形。ケースを割ってみると基盤には製品番号らしきFZX6005の文字が見える。でもこの中身、なんだか汚いんですけど(苦笑)。
気を取り直して、使用予定の無いIDEコネクターを外す。ハンダ吸い取りなんて根気の要る作業はやってられないので、ピラニア鋸で根元からあっさり切断。ケーブルも20cmに短縮して付け直す。
写真のはケーブルを外してUSBプラグを基盤に直付けした試作品。

2台のHDDは100均の建築用の金具で固定。ネジ穴の間隔が25mmなので、1インチ高のHDDを同方向に並べることはできない。基盤側を向かい合わせにして固定する。
Wi-Fi HDDUSB変換コネクターはSATAケーブル差込口がHDDより上になるようにケース上部につける。一方、HDD本体の方は、コネクター側を上に設置すると変換コネクターとHDD側コネクターとの間の距離は数センチしかないが、SATAケーブルの短いものが見つからないし自作するスキルも無い。長いケーブルを折り曲げて使うのも場所ふさぎになりそうだ。結局、HDDのコネクター側を底面に持ってきて、20cmと25cmのケーブルを使うとうまくまとまった。

ハブは100均の2ポートのものでも良かったのだが、縦長の4ポートハブが余っていたのでこちらを使うことにする。ハブの上端についているソケットは、フタの方に穴を開ければ外部接続用として使えそうだ。

Wi-Fi HDD ケース電源は110型カプラーをつけたケーブルから引っぱり、ケース内部でHDD電源用のペリフェラルコネクタ(SATA分岐ケーブルを接続)、「活かしてWi-Fi」への給電用のマイクロUSB、排気ファン用のコネクタの3機器に分電。ファンの定格は12Vだが静音運転のために5Vで回す。ファンのコネクター用ソケットは手持ちに3ピンのが見つからず、4ピンで代用する。
丸い穴があいているケースを排気に便利と買ってきたが、吸気側は自分で作らないといけない。ジャンク箱の中からアルミ製のフィルターを見つけたので、変換コネクターの下部に四角い穴を開けて取り付ける。フィルターの枠もアルミなので、ケースの曲面に沿って手で曲げることができ、隙間なく取り付けられた。

HDDは固定せずに置いただけだし、機器類もケースの内側に両面テープで貼り付けただけだが、とりあえず完成。

この先の予定(兼・自分用メモ)は、
・プッシュオフスイッチを使って、排気口のふたを閉めた状態では安全のため電源OFFにする。
・4回路3接点のスイッチで無線USB/有線USBの切り替え。(USBのVcc/D+/D-と活かしてWi-Fiの電源)
・外部接続用のUSBポートの穴あけ。(両面テープではハブの位置が動く可能性あり、固定してからの作業)

直流電化計画~2

100均の USB TwinChargerに手を加えて、直流電化計画用の電源分配器を作ってみた。

USBツインチャージャー~外見まず外見はこれ。一見すると2ポートのUSBハブ。上蓋は四隅の一体成型のピンで下部の穴に刺さっているだけなので、工具を使わずとも指の爪で簡単にはずせる。中の基盤も固定されていない。パッケージには「充電専用」と書かれているが、USBのD+とD-も接続されていてチップ抵抗がソケット1つに対して4個ついている。iphone用の充電対応のためだろうか。

USBツインチャージャー~中身USBツインチャージャー~配線側

USBツインチャージャー~改造後さて改造。USBプラグのほうを取り外し、同じ場所に12V給電用の110型カプラーを差し替える。断面が細長いUSBプラグより110型カプラーのほうがやや正方形に近いのでケースを削る必要があるが、やわらかい材質なのでそんなに苦労は無い。
横っ腹に穴を開け、片側は4極カプラーの受電側、反対側は給電側。中は一部空中配線だが何とか納まった。

USBツインチャージャー~壊れましたところで、このUSBツインチャージャー、すごくヤワである。改造作品とは別にそのままの形で使用していた製品が、USBケーブルを斜め方向にに引っ張ってしまっただけで基盤が割れた。ノートパソコンの蓋を閉める時にケーブルが引っかかった状態だったので、決して大きな力ではない。基盤が薄くて(0.9mm)取り付け穴が大きいのが原因だろう。
製作コスト削減のためか、USBの金属部分のつめは半田付けされていない。足を折り曲げるだけの固定すら不完全だ。だがもし頑丈に固定されていたら、今度は基盤のほうに力が加わって真っ二つに割れているかもしれない。

100均USBハブ参考までに、同じメーカーの100均USBハブのほうは、基盤厚1.1mmで一応は半田付けで固定されている。

次に作る時にはUSBツインチャージャーはパーツ取りにして、基盤は別に作るほうがよさそうだ。なんせ105円でプラグ1個とソケット2個が入手できる。

LEDマクロリングライト~2

電源の目途がついたところで作成開始。
レンズ(52mm)とイカリング(70mm)の固定はステップアップリング(52→72mm)を使用。加工らしい加工は電源コードを通す穴を開けるだけ。ピンバイスで小穴を開けリーマーで適当な大きさに広げる。リーマーを斜めに寝かせて回転させながらバリを取る。電気ドリルを使うほどでもなくあっさり完了。

イカリングとステップアップリングの固定は、2mm厚の両面テープを使った。チップ抵抗の間で、基盤のパターンのない部分に両面テープを張り、慎重に、いや適当に貼り付ける。

LEDマクロリングライト 52mmLEDマクロリングライト点灯時

電池ボトルはステップアップリングの裏面に、これまた両面テープで固定。これであっさり完成! とはいかなかった…orz
電源ON/OFFするためにキャップを回すと、ボトルが両面テープからはがれそうになる。やわである。ボトルを片手で押さえておけば問題なく使えるが、片手でカメラを持ったまま別の手で電源操作はできない。
しかも、はじめのうちはボトルを撮影者から見て右側につけるつもりで電源コードをカットしてしまった。
取り付け位置を上部に変更したら届かない。長いコードに付け直すかどうか数秒悩んだ挙句、ゼムピンスイッチに変更した。チープでありさらにプアである。

LEDマクロリングライト背面LEDマクロリングライト取り付け時

********** 制作費 **********

イカリング570円
ステップアップリング630円
SR41×8個210円(LEDライト2本から取り出し)
タレビン105円(15本入りの内2本使用)
両面テープ105円(50cm巻きの内約2cm使用)
ゼムピン2本(引き出しの中にあったもの)
1620円

年度末の多忙期が終わったら、また作ってみよう。

DC12V超小型電源の製作

いや、タイトルに書いたみたいな大それたものではございません誇大広告ですごめんなさい。
要はボタン型電池のLR41を8個使って、LEDの電源を作ろうってお話。

マクロリングライトの電源を、はじめのうちは単4か単5電池で作るべく、ホームセンターや100均ショップを探索。DC-DCコンバーターが入っている(と思われる)USB-携帯充電器やシガーライター-USB変換器を見て、果たして俺にできるのかと自問自答。
そのうちに目に付いたのが、LR41を4本使用するLEDライト。こいつやっ!と、飛びつきましたよ。買って帰って中をあけると、使えそうな電池ケースが入ってる。電極を工夫すれば楽に作れるかも。
100均LEDライト

でもここで、ちょっとした悪戯心(悪魔の囁きともいう)が。
ネタに走ってみよう。

またまた100均ショップを徘徊して見つけたのがタレビン。お弁当に入っている、醤油やソースを入れる容器ですだ。
これならLR41×8個が収まりそう、加工も簡単、コストもかからない、と製作開始。

タレビンの底に、電池が入る大きさの穴を開る。カッターでざくざく切ったので、切り口は汚いが気にしない。
LR41の外形7.9mmに対してタレビンの内径は10mmくらい。中で電池が動かないように、タレビンをもう1個つぶしてスペーサーを作る。現物あわせで、切ってから長さを測ると25mmくらい。縦方向にすぱっと切って、底の穴から丸めて中に入れる。

タレビン加工中電池ボトル製作中
電池を入れる時には、側面を軽く押さえながらラジオペンチやドライバーで押し込んでいくと、ひっくり返らずすんなり入っていく。電池の-側(丸みのある方)がタレビンの肩の方、+がボトルの底部。
電極兼押さえはゼムピンを使った。半分に切って、幅の広いほうを底部の横からブスリ。残ったほうは細長くつぶして、キャップに通す。

電池ボトル 電源ON電池ボトル 電源OFF
タレビンのキャップの開け閉めで電源ON/OFFができる。電池ボトルの完成。チープ(笑)

カメラ保管ケース

フタが立つ 3種類

「フタが立つ」シリーズのカメラ保管ケース。
左からLサイズ(ミラーレス一眼 ※撮影に使用のため空の状態)。
中はMサイズ(コンパクトデジカメ)。
右はSサイズ(ビデオカメラ)。
いずれもスリムタイプで、後ろは前の記事のHDDケースに使用したワイドLサイズ。
カメラはこのケースに入れた状態でかばんに放り込み撮影に出ます。

HDDケース

フタが立つ HDDケース フタが立つ HDDケース側面

100均ショップで売っている「フタが立つ」という名前の食品保存ケースを使って、使っていないHDDを収めてみた。
このケースは幅がワイドとスリムの2種類、高さがS,M,Lの3種類あるが、HDDが入るのはワイドのLサイズ。中で倒れないようにHDD増設ステイを片側に2枚使って固定。ケースにはHDD4台(隙間なく詰めると5台)は入るが、今は3台で空いているスペースにはSATA→USBのケーブルを収納している。
複数のHDDを同時作動させる外付けケースとしてではなく、必要な時に1台だけを動かす使い方なので、ふだんは蓋をして保管。使用時にはケースに入ったままでケーブルと電源を接続して外付けHDDとして使う。お手軽便利!