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ACER ASPIRE L5100の修復

あ、お久しぶりです。便りの無いのは元気な証拠、と言うわけではないが、9ヶ月ぶりの更新。記事にはしていないけど、小物つくりは細々と続けています。

さて、猛暑も一段落した今日この頃、我が家の主力機であるACER ASPIRE L5100が仮死状態になった。電源を入れても起動しない。パワーランプは点灯し背面の排気ファンは回っているが、画面は何も表示されない。
予兆はあった。起動時のBIOS画面でいったん止まってセットアップを要求するメッセージが出る。HDDクラッシュの前触れか、それとも電源不良かとあれこれ考えてはいたのだが、この時点ではまだ差し迫った状況ではないと考えていた。

このマシン、ダイエットPCとか言われているらしいが、たしかにスリムな筐体である。厚さ6cmのA4サイズの大きさで、場所をとらないので重宝する。
だが、この小ささゆえに熱がこもりやすい。吸気側のフィルターも暑い時期には時々掃除して排熱には気をつけてはいるが、夏場で冷房を入れていないときは、排気ファンが高速回転して半端なくうるさい。
今回のトラブルも内部の高温化が原因で異常発生と思っていた。

ACER ASPIRE L5100 内部PCが起動しない時には真っ先にHDDを疑うが、今回はどうやら違う。HDDに異音は出ていないし、それ以前にHDD起動にまで至らない。
次に考えたのは電源異常。このマシンはスリムなゆえに電源は内蔵できず外部ACアダプターからの給電だが、本体付属の純正アダプターは数年前に壊れて今は互換製品を見つけて使用している。今度は互換アダプターまでも寿命が尽きたかと思ったが、考えてみるとファンが回るのだから電力供給はされている状態で、さらにもし電圧降下があればHDDがカクンカクンと起動を試みるはずだ。
ならば、と、心の底では否定していた可能性にたどり着く。電解コンデンサーの劣化。このPCは2008年製なので不良コンデンサーは使っていないと思われるが、それでも6年半の間ほぼ毎日稼動している。
ガクブルしながら、ACER ASPIRE L5100の電解コンデンサー劣化の事例が無いか検索する。あれこれ見ているうちに目に付いたのが、内蔵電池の寿命。あ!これや!!

 

ACER ASPIRE L5100 内蔵電池長々と書いてごめんなさい。原因はコイン型電池でした。
CR2032を取替え。費用258円。
以後異常なし。

たったこれだけのことだったんだけど、PCが壊れたと思って買い換える人も多いんだろうな。