愛用のLet’s NoteのHDDが突然死してしまった。前日まで何の予兆も無く快適に動いていたのに、次の朝に電源を入れても起動しない。小さなギイギイ音がしている。サブとして使っていたマシンだからさほど酷使していたわけではないが、発売日が2003年10月17日なのでおそらくは10年近く使っているはずだ。そりゃ寿命も来て当然だな。
とはいえ、メイン機で仕事を片付けている間にちょこっと調べ物をしたり息抜きのゲームをしたりと重宝しているマシンなので、HDD換装して復活させたい。貧乏人には買い替えと言う選択肢は無い(笑)
だがあきらめきれずに数日おいてから電源を入れてみると奇跡的に起動してくれた。このタイミングで手持ちのポータブルHDD(IDE80M)にEaseUS Disk Copyを使って丸ごとコピー。死の直前に記憶が鮮明によみがえる状態だったのだろうか、このあと再起動することは無かった。
実を言うと先人達の苦闘のあとを見て二の足を踏んでいたのだが、HDDが準備できてしまったらあとは換装に突き進むしかない。
入れ替えるHDDはLogitec LHD-PBD80U2B2、中身は、SUMSUNG MP0804H。80GB、5400rpm、2プラッタ。電力消費は前より多くなると思う。
まずはHDDのピンの問題。41番ピンはマザーからは本来のHDDの制御回路用に3.3Vを供給しているが、これから取り替える通常のHDDの制御回路は5Vが通電している。3.3Vと5Vを短絡させないように41番ピンを根元から42番(モーター用5V)のほうに折り曲げる。なお、41と42はHDD内部で電気的に接続されていることをテスターで確認済み。
44番は未使用のピンだが、マザー側のコネクターには44番の位置に穴が開いていないため、このままでは差し込めない。これも横の何も無いほうに折り曲げる。
ちなみに、ピンをカットせずに折り曲げたのは、細いニッパーが無かったから(笑)。
さて本体の分解。分解工房さんの丁寧な画像つき解説を表示しながら作業。ネジ類はこのページの写真の番号ごとにビニール袋に入れて、写真番号と同じ数字を書き入れておく。
思ったよりすいすいと分解し、HDDを入れ替え、組み上げて電源再投入まで1時間ほど。
終わってみればそれほど難しい作業ではなかった。
かくして、無事に動いております。
2013年の今になってからCF-W2のHDD交換をする人もいないだろうし、先人の残した記録もたくさんあるので、今回写真は撮っていない。正直に言うと、作業前はけっこう悲壮な覚悟を決めていたので、写真を撮る余裕は無かったといったところ。
追記:写真は再換装の記事へ