タブレットスタンド

タブレットスタンド 100均ワイヤーラック100均で買ってきたワイヤーラック(金属のネットに引っ掛けて使う小物置き)を縦に使用し、プラ製のフックで3台のタブレットを挟み込むように止めただけ。工作といってもフックがワイヤから外れないようにビニールテープを巻いただけの、10分もかからない作品だ。
このままでは不安定さ抜群なので、倒れないよう置き場所に応じた固定方法を工夫する必要がある。

タブレットスタンド(100均ワイヤーラック)背面タブレットスタンド(100均ワイヤーラック)前面

タブレットは上から、
原道N50
Ployer MOMO7W
E FUN nextbook M726HN

撮影中にMOMO7Wが、「正在重新启动」のメッセージを出したまま固まってしまった。「重新启动」は再起動の意味らしい。行き当たりばったりで、電源ボタンを30秒ほど押し続けてみると再起動した。なんじゃらほい。

追記:その後作ったモニタースタンドではワイヤーネットを使用したが、ワイヤーネットのピッチ36mmに対し、ワイヤーラック縦置きの場合のピッチは25mmで、細かな調整が少しはしやすい。ただしワイヤーが細いため重量物には不向き。
2015/3/15記

彩雲、瑞雲

艦これネタではない。
七色にたなびく雲。気象用語では環水平アークと言うらしい。

小物作りとは関係ないが、遭遇撮影できた記念に公開。
良き事の前触れであって欲しい。
2015年5月22日10:30。東大阪市の自宅から東南方向。

環水平アーク環水平アーク

直後には日暈もみえていた。

日暈

スティック型PC(OS:アンドロイド4.0.4)続編

Android Mini PC Model:TD-02 フリーズの原因はどうやら電源であったようだ。携帯電話用の500mAのアダプターでは固まっていたのが、ダイソーの1A出力で200円のアダプターで給電するとすんなり動いた。いや、まさかこの小さな筐体でそんなにパワーを食うとは思ってなかったですし、はい。
写真は、電源ケーブルをつなぎ、ワイヤレスマウスのアダプターを接続し、マイクロSDHCカードを半挿しにした状態で撮影。

さて、これで解決かと思いきや、こんどはWifiを認識しない。「IPアドレスを取得中」で止まったままになる。無線LANの親機を再起動しても駄目。別の親機「活かしてWi-Fi」(CWFN-U2)に切り替えても同じ現象。
ならばと、静的アドレスを試してみると、今度はちゃんとつながった!!

ん!?

接続の表示は出ているが、実際は繋がっていない様子。ブラウザを立ち上げても空白のまんまだ。
やはりと言うかなんと言うか、期待を裏切らない展開である。
Wi-Fiを使う他の機器(PC、スマホ、タブレット)はすべて正常に接続されている。このスティック型PC側の問題なのだろう。
これでいったん終了する。

おまけ:スティック型PCは工具を使わずとも指の爪だけで簡単に分解できたので、撮影しておいた。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA

スティック型PC(OS:アンドロイド4.0.4)

またまたご無沙汰です。今度は手術やら入院やらで7ヶ月ぶりになりましたが、何とか生きてます。

今回ネタはスティック型のアンドロイドPC。販売店の商品タイトルを引用すると、

「テレビのHDMI端子に挿し込むだけ★ ポケットサイズ Android スティックPC 高性能 デュアルコア Android 4.0 アンドロイド Wi-Fi 無線LAN HDMI USB ポケステ FT-PKST-Z」

検索用の単語だらけやん(笑)

Android Mini PC3980円という価格からして相当のキワモノだろうと思いつつ通販で購入。即納のはずがなぜだか10日もたってからようやく商品が到着。箱には Android Mini PC と印刷してあるが、これが製品名なのか?側面には Model:TD-02 と印刷したシールが貼ってある。箱の中身は本体、USBケーブル、英文マニュアルのスカスカな構成。
Android Mini PC 本体

さて、「テレビのHDMI端子に挿し込むだけ」では何も起こらない。製品本体にはパワーランプらしきものが無いので通電しているのかどうかも判断できないが、HDMI端子からはまともには給電はできていないはずだ。(って、今回HDMIの仕様を調べてみて初めて知りました、はい。)

ここで必要となるのが付属品のUSBケーブル。マニュアルは細かい文字の英文なので読まないままで作業しているが、どうやらこれを電源供給に使うようだ。

Android Mini PC CloudAlive 起動画面5VのAC/DCアダプターからUSBに給電してやるとあっさり起動。少々見づらいが CloudAlive(R)のロゴが現れて、次にデスクトップの画面になった。
とは言ってもこれだけではまだ動かない。スマホやタブレットなら指をすいすい動かせば操作できるが、わが家の普通のテレビがタッチパネル方式に対応してるわけが無い。ここはマウスで操作しないと何もできない。

アンドロイドミニPC デスクトップ画面普段からWindowsPCで使用しているワイヤレスマウスを持ってきて、アダプターを本体に接続するとこれまたあっさりとアンドロイドでも認識。画面真ん中にどでかい三角形のマウスカーソルが現れた。よしよし。
画面右上のメニューアイコンをクリックすると、無事にメインメニュー画面に移動。

アンドロイドミニPC メニュー画面メニュー画面を見ると初期の状態で日本語表記になっている。マーケットにも対応しているようだ。とにかくWi-fiの設定をしておけばリビングの大画面TVでネット接続ができそうだ。

だが……

無情にもフリーズ。

何度繰り返してもフリーズ。

マウスとの相性が悪いのか、TVとの相性が悪いのか、それとも電源容量が不足なのか。
原因は追究できていないが、今現在はこの段階で中断中。

とりあえずの結論:
「テレビのHDMI端子に挿し込むだけ」では何もできない。
・USBケーブルを使用して電源供給が必要。
・マウスを接続しないと操作できない。
・この2つを接続しても動くとは限らない。
・一般人向けの製品ではない。

ACER ASPIRE L5100の修復

あ、お久しぶりです。便りの無いのは元気な証拠、と言うわけではないが、9ヶ月ぶりの更新。記事にはしていないけど、小物つくりは細々と続けています。

さて、猛暑も一段落した今日この頃、我が家の主力機であるACER ASPIRE L5100が仮死状態になった。電源を入れても起動しない。パワーランプは点灯し背面の排気ファンは回っているが、画面は何も表示されない。
予兆はあった。起動時のBIOS画面でいったん止まってセットアップを要求するメッセージが出る。HDDクラッシュの前触れか、それとも電源不良かとあれこれ考えてはいたのだが、この時点ではまだ差し迫った状況ではないと考えていた。

このマシン、ダイエットPCとか言われているらしいが、たしかにスリムな筐体である。厚さ6cmのA4サイズの大きさで、場所をとらないので重宝する。
だが、この小ささゆえに熱がこもりやすい。吸気側のフィルターも暑い時期には時々掃除して排熱には気をつけてはいるが、夏場で冷房を入れていないときは、排気ファンが高速回転して半端なくうるさい。
今回のトラブルも内部の高温化が原因で異常発生と思っていた。

ACER ASPIRE L5100 内部PCが起動しない時には真っ先にHDDを疑うが、今回はどうやら違う。HDDに異音は出ていないし、それ以前にHDD起動にまで至らない。
次に考えたのは電源異常。このマシンはスリムなゆえに電源は内蔵できず外部ACアダプターからの給電だが、本体付属の純正アダプターは数年前に壊れて今は互換製品を見つけて使用している。今度は互換アダプターまでも寿命が尽きたかと思ったが、考えてみるとファンが回るのだから電力供給はされている状態で、さらにもし電圧降下があればHDDがカクンカクンと起動を試みるはずだ。
ならば、と、心の底では否定していた可能性にたどり着く。電解コンデンサーの劣化。このPCは2008年製なので不良コンデンサーは使っていないと思われるが、それでも6年半の間ほぼ毎日稼動している。
ガクブルしながら、ACER ASPIRE L5100の電解コンデンサー劣化の事例が無いか検索する。あれこれ見ているうちに目に付いたのが、内蔵電池の寿命。あ!これや!!

 

ACER ASPIRE L5100 内蔵電池長々と書いてごめんなさい。原因はコイン型電池でした。
CR2032を取替え。費用258円。
以後異常なし。

たったこれだけのことだったんだけど、PCが壊れたと思って買い換える人も多いんだろうな。

Let’s NoteのHDD再換装とChromeの自動アップデートの停止

レッツノートに先日交換したSUMSUNGのMP0804H(80GB、5400rpm)、一応は順調に動いていたのだが、時々”カコン”音がする。ディスクトラブルの時の連続した”カコンカコン”ではなくて数時間に一度くらいの割で単発の”カコン”となる。この音は心臓に悪い。心配したとおり電圧不足なのだろうか、HDDにとっても差し迫った状況ではないにしても、寿命を縮めていると思われる。
ちょうど安売りの2.5インチHDDを見つけたので再換装することにした。モノはMARSHALのMAL2060PA-T42(60GB、4200rpm)。東芝製の再生品らしい。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA
今回も分解工房さんの記事を見ながらの作業で、30分ほどであっさり片付いた。ネジ類を解説写真の番号ごとに袋に入れて保管しているところ、それと足を折り曲げたHDDの記念写真。

さて、HDDの時間を巻き戻したついでにchromeの自動アップデートの停止の設定をしておく。
ブラウザにGoogle chromeを使っているが、32に勝手に書き換えられプラグインが消えてしまった。使用者に断りも無くアップデートするのは迷惑千万である。

    以下メモ。(XPの場合)

  • chrome本体の、設定 → プライバシー → コンテンツの設定 → プラグインを個別に無効化する の項目でGoogle Updateを無効にする。
  • コントロールパネル → 管理ツール → サービス の項目でGoogle Updateと名前がついている2つを無効にする。
  • コントロールパネル → タスク の項目でGoogleUpdateTaskUserと名前がついている2つを無効にする。
  • レジストリのHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Runの中のGoogle Updateの値を消す。

参照先はGoogle Chrome まとめWikiほか。
NOTEもChromeも無事動作中。

WiFi-HDDを作ってみる~1

USB HDD 活かしてWi-FiCENTURYの「USB HDD 活かしてWi-Fi」(CWFN-U2)を買ってみた。
パッケージには「外付けUSB HDDをワイヤレス化!」とあるが、有線接続のUSBを単に無線化する1:1の接続ではなく、他のデバイスも同時接続できるいわばNASもどきの機能だ。
手持ちの7インチタブレットはホストモード非対応で、SDカードに書き込んでタブレット本体に挿入するしかパソコンデータを読み取る方法しかない。大容量ファイルだと時間がかかって面倒なので、少しは楽になるかと期待しつつ設定をする。ワイヤレスネットワークの設定、専用ファイルマネージャー(イカ墨のアイコン)のインストールと、ちょくちょく戸惑ったところもあったが、無事に動いております。
転送速度は、動画再生には支障にならない程度(笑)。PCからファイルをコピーしようとしたら、500KB/秒だった。ファイル転送は有線に切り替えるが吉。

なるほどパック フレークさて、専用ケースを作ってみる。外付けHDDにケーブルつなぎ替えだけでも使えるのだが、ちょうどいい入れ物を見つけたので(笑)。
100均で売ってた「なるほど便利食品容器 必要なだけサッと出せる!」シリーズの「なるほどパック フレーク」と言う名のコーンフレーク保存容器。どこがどう便利かというと、上部に内径58mmの丸い穴が開いていて、60mmファンがいい感じに付けられる。いや、メーカーさんはこんな使い方想定してないでしょうけども(笑)。
容量は3.5インチHDDが2台入る大きさ。さらに「USB HDD 活かしてWi-Fi」本体と、USBハブ、そしてSATA→USB変換コネクタを2台入れるといっぱいになる。
内部に納める機器の接続は、PCあるいはタブレット側から見て、CWFN-U2 ~ USBハブ ~ 変換コネクター2個 ~ HDD2台の順になる。

USB-SATA変換コネクタ FZX6005USB-SATA変換コネクタ FZX6005 中身・基盤側USB-SATA変換コネクタ FZX6005 中身・コネクタ側
USB-SATA変換コネクタ FZX6005 改造後USB変換コネクタは安売りのを手に入れた。両側面に3.5インチ/2.5インチのIDEコネクターとケーブルの反対側にSATAコネクターがついた、よく見る形。ケースを割ってみると基盤には製品番号らしきFZX6005の文字が見える。でもこの中身、なんだか汚いんですけど(苦笑)。
気を取り直して、使用予定の無いIDEコネクターを外す。ハンダ吸い取りなんて根気の要る作業はやってられないので、ピラニア鋸で根元からあっさり切断。ケーブルも20cmに短縮して付け直す。
写真のはケーブルを外してUSBプラグを基盤に直付けした試作品。

2台のHDDは100均の建築用の金具で固定。ネジ穴の間隔が25mmなので、1インチ高のHDDを同方向に並べることはできない。基盤側を向かい合わせにして固定する。
Wi-Fi HDDUSB変換コネクターはSATAケーブル差込口がHDDより上になるようにケース上部につける。一方、HDD本体の方は、コネクター側を上に設置すると変換コネクターとHDD側コネクターとの間の距離は数センチしかないが、SATAケーブルの短いものが見つからないし自作するスキルも無い。長いケーブルを折り曲げて使うのも場所ふさぎになりそうだ。結局、HDDのコネクター側を底面に持ってきて、20cmと25cmのケーブルを使うとうまくまとまった。

ハブは100均の2ポートのものでも良かったのだが、縦長の4ポートハブが余っていたのでこちらを使うことにする。ハブの上端についているソケットは、フタの方に穴を開ければ外部接続用として使えそうだ。

Wi-Fi HDD ケース電源は110型カプラーをつけたケーブルから引っぱり、ケース内部でHDD電源用のペリフェラルコネクタ(SATA分岐ケーブルを接続)、「活かしてWi-Fi」への給電用のマイクロUSB、排気ファン用のコネクタの3機器に分電。ファンの定格は12Vだが静音運転のために5Vで回す。ファンのコネクター用ソケットは手持ちに3ピンのが見つからず、4ピンで代用する。
丸い穴があいているケースを排気に便利と買ってきたが、吸気側は自分で作らないといけない。ジャンク箱の中からアルミ製のフィルターを見つけたので、変換コネクターの下部に四角い穴を開けて取り付ける。フィルターの枠もアルミなので、ケースの曲面に沿って手で曲げることができ、隙間なく取り付けられた。

HDDは固定せずに置いただけだし、機器類もケースの内側に両面テープで貼り付けただけだが、とりあえず完成。

この先の予定(兼・自分用メモ)は、
・プッシュオフスイッチを使って、排気口のふたを閉めた状態では安全のため電源OFFにする。
・4回路3接点のスイッチで無線USB/有線USBの切り替え。(USBのVcc/D+/D-と活かしてWi-Fiの電源)
・外部接続用のUSBポートの穴あけ。(両面テープではハブの位置が動く可能性あり、固定してからの作業)

Let’s Note CF-W2のHDD交換

愛用のLet’s NoteのHDDが突然死してしまった。前日まで何の予兆も無く快適に動いていたのに、次の朝に電源を入れても起動しない。小さなギイギイ音がしている。サブとして使っていたマシンだからさほど酷使していたわけではないが、発売日が2003年10月17日なのでおそらくは10年近く使っているはずだ。そりゃ寿命も来て当然だな。
とはいえ、メイン機で仕事を片付けている間にちょこっと調べ物をしたり息抜きのゲームをしたりと重宝しているマシンなので、HDD換装して復活させたい。貧乏人には買い替えと言う選択肢は無い(笑)
だがあきらめきれずに数日おいてから電源を入れてみると奇跡的に起動してくれた。このタイミングで手持ちのポータブルHDD(IDE80M)にEaseUS Disk Copyを使って丸ごとコピー。死の直前に記憶が鮮明によみがえる状態だったのだろうか、このあと再起動することは無かった。

実を言うと先人達の苦闘のあとを見て二の足を踏んでいたのだが、HDDが準備できてしまったらあとは換装に突き進むしかない。
入れ替えるHDDはLogitec LHD-PBD80U2B2、中身は、SUMSUNG MP0804H。80GB、5400rpm、2プラッタ。電力消費は前より多くなると思う。

まずはHDDのピンの問題。41番ピンはマザーからは本来のHDDの制御回路用に3.3Vを供給しているが、これから取り替える通常のHDDの制御回路は5Vが通電している。3.3Vと5Vを短絡させないように41番ピンを根元から42番(モーター用5V)のほうに折り曲げる。なお、41と42はHDD内部で電気的に接続されていることをテスターで確認済み。
44番は未使用のピンだが、マザー側のコネクターには44番の位置に穴が開いていないため、このままでは差し込めない。これも横の何も無いほうに折り曲げる。
ちなみに、ピンをカットせずに折り曲げたのは、細いニッパーが無かったから(笑)。

さて本体の分解。分解工房さんの丁寧な画像つき解説を表示しながら作業。ネジ類はこのページの写真の番号ごとにビニール袋に入れて、写真番号と同じ数字を書き入れておく。
思ったよりすいすいと分解し、HDDを入れ替え、組み上げて電源再投入まで1時間ほど。
終わってみればそれほど難しい作業ではなかった。

かくして、無事に動いております。
2013年の今になってからCF-W2のHDD交換をする人もいないだろうし、先人の残した記録もたくさんあるので、今回写真は撮っていない。正直に言うと、作業前はけっこう悲壮な覚悟を決めていたので、写真を撮る余裕は無かったといったところ。

追記:写真は再換装の記事

直流電化計画~2

100均の USB TwinChargerに手を加えて、直流電化計画用の電源分配器を作ってみた。

USBツインチャージャー~外見まず外見はこれ。一見すると2ポートのUSBハブ。上蓋は四隅の一体成型のピンで下部の穴に刺さっているだけなので、工具を使わずとも指の爪で簡単にはずせる。中の基盤も固定されていない。パッケージには「充電専用」と書かれているが、USBのD+とD-も接続されていてチップ抵抗がソケット1つに対して4個ついている。iphone用の充電対応のためだろうか。

USBツインチャージャー~中身USBツインチャージャー~配線側

USBツインチャージャー~改造後さて改造。USBプラグのほうを取り外し、同じ場所に12V給電用の110型カプラーを差し替える。断面が細長いUSBプラグより110型カプラーのほうがやや正方形に近いのでケースを削る必要があるが、やわらかい材質なのでそんなに苦労は無い。
横っ腹に穴を開け、片側は4極カプラーの受電側、反対側は給電側。中は一部空中配線だが何とか納まった。

USBツインチャージャー~壊れましたところで、このUSBツインチャージャー、すごくヤワである。改造作品とは別にそのままの形で使用していた製品が、USBケーブルを斜め方向にに引っ張ってしまっただけで基盤が割れた。ノートパソコンの蓋を閉める時にケーブルが引っかかった状態だったので、決して大きな力ではない。基盤が薄くて(0.9mm)取り付け穴が大きいのが原因だろう。
製作コスト削減のためか、USBの金属部分のつめは半田付けされていない。足を折り曲げるだけの固定すら不完全だ。だがもし頑丈に固定されていたら、今度は基盤のほうに力が加わって真っ二つに割れているかもしれない。

100均USBハブ参考までに、同じメーカーの100均USBハブのほうは、基盤厚1.1mmで一応は半田付けで固定されている。

次に作る時にはUSBツインチャージャーはパーツ取りにして、基盤は別に作るほうがよさそうだ。なんせ105円でプラグ1個とソケット2個が入手できる。

直流電化計画~1

鉄道ネタではない。部屋の中に何個もあるAC-DCアダプターを撤去して、換わりにひとつの電源から直流を供給しようという計画である。

机回りには外付けHDDが3台。携帯とスマホがコネクターの形式別で4種類。 タブレットはDCプラグの太さ別で2種類。他にUSB電源を使う小物が数台。現在はAC電源もUSBハブもタコ足状態である。これらをAT電源から給電して、省電力化と空間の有効活用を目指す。

などと難しそうに書いたけど、手持ちの電源から分電するだけの作業ですごめんなさい。

直流化計画分電盤さて、分電基盤用の適当な大きさのケースを探しに100均を物色して発見したのがトレーディングカードケース。ちょっと大きいかなとも思ったが、前にデジットでまとめ買いした小型のプリント基板がちょうど収まる。ポリプロ製で加工もらくらく。
で、できたのがこれ。

パーツと呼べるのは電源入力のコネクターとUSBソケット2つだけの単純構造。余裕があるのでまだ増設可能。

 

直流化計画分電盤:入出力使用する電源はATXより前の規格のAT電源。物持ちがいいと言うか、とにかく年代物である。電源の供給はHDD等に差し込む4ピンのペリフェラルコネクターを使用。いつ壊れるかわからん電源なので、この先ATX電源に置き換える可能性を考慮してマザー接続用の12ピンコネクターは使用しない。直流化計画分電盤:出力プラグ

給電方式は、5VはUSBコネクターを使用。ソケットを離して取り付けているのは、100均で売られている「USB Twin Charger」と言う名前の、USB電源分配器を並べて差し込める間隔にしたため。

12V出力は近くのホームセンターやカー用品店でも入手できる「110型カプラー」を使うことにする。このコネクター、プラスマイナスの極性が決まっているのかと思って検索したが良くわからない。とりあえずは凹みのあるほうを+側に決める。

さらに延長用として、同じ「110型カプラー」の4極タイプを使用。緑色の線は未接続だが、将来はATX電源の3.3Vも使用する可能性を考えている。さらに外付けHDDの内の1台はAC-DCアダプターからミニDINに5Vと12Vを出力している。こちらの直流化も4極コネクターを使う。

と、まあ、簡単な工作であるが、思いついてからあれやこれやと悩むこと一ヶ月。この時間が楽しいのだ。

注)コネクターもカプラーも同義語らしい。私は普段はコネクターと言う言葉を使うが、110型カプラーは商品名なのでそのまま記事中で使っている。書いているうちにややこしくなってるが…。